インタビュー「自分の身に何かあった時のために」

この度、弊社にてお取引がありました服部様に士業紹介サービスをご利用いただきました。
弊社、代表取締役高橋が服部様にインタビューいたしました。

自分の身に何かあった時のために
(自分の最後は自分で決める)

髙橋:
「服部様がご主人様の成年後見人を紹介してもらおうと決意したきっかけはなんだったのでしょうか。」

服部様:
「旦那が病気で倒れてね、施設に入っていました。彼はスマホを使っていたんだけど、施設に入ってから1ヶ月も経たないうちにだんだんスマホの操作ができなくなっていきました。じゃあ、『ガラケーにしたら、ボタン一個押せば私に繋がって簡単でしょ』って旦那に伝えて、ガラケーに乗り換えようとしたんです。それで携帯を変えようと思って携帯電話ショップに行ったんです。そしたら、店員さんに『あなたは契約者じゃないから携帯変えられません。』って言われちゃってね。その時すごく困ったことがきっかけです。」

「それからすぐにまた旦那が入院してしまってバタバタしている時に高橋さん(弊社社長)が成年後見人の制度を勧めてくれてお願いすることになりました。その後、高橋さんが知り合いの加藤さん(司法書士)を紹介してくださったの。成年後見人の申請をしていただいたのですけれど、許可が降りたのは旦那が亡くなってから2日後のことだったのよね。結局亡くなってから加藤さんに色々な手続きをやっていただきました。その時考えさせられたのです、「『自分の意思でこういうふうな最後にしたいよね』っていうのはやっぱり頭がしっかりしているうちにやらなきゃダメだ」と。それで、私の任意後見人だけでなく色々な相談を加藤さんにお願いすることにしました。加藤さんは普段お世話になっている大野家さんの紹介で安心できたし、旦那が亡くなった後の色々な手続きも手伝ってくれたおかげでスムーズにできて、任せることに不安はありませんでした。」

髙橋:
「色々な手続きの中でご主人様の葬儀も弊社で行わせていただきました。」

服部さん:
「(旦那が)亡くなって何の手続きから行えば良いかわからず、困っていました。大野家さんにお願いしてとても気持ちが楽になりました。『私がこうしたい』って言ったら二つ返事で受け入れてくれたこともありがたかったです。」

髙橋:
「現在、一人で生活されていることに不安はありますか。」

服部様:
「それは勿論あります。でも、加藤さんの存在がとても有難く、安心できています。」

加藤司法書士:
「そうですね。本来堅苦しくなる打合せや法的手続きを元々親交のあった大野家さんが間に入ってくれたことで、服部さんとの距離がぐんと縮まって話しやすくなりました。それによって服部さんの精神的な面も支えられているのかなと思います。」

服部様:
「うん、精神的な面は本当に大きいわね。加藤さん、これからも宜しくお願いします。」

成年後見制度とは

判断能力が十分ではない方を保護するための制度です。成年後見制度には、次のようなタイプがあります。

成年後見制度のタイプについて

区分 対象となる方 援助者
補助 判断能力が不十分な方 補助人 監督人を選任することがあります。
保佐 判断能力が著しく不十分な方 保佐人
後見 判断能力が欠けているのが通常の状態の方 成年後見人
任意後見 本人の判断能力が不十分になったときに、本人があらかじめ結んでおいた任意後見契約にしたがって任意後見人が本人を援助する制度です。家庭裁判所が任意後見監督人を選任したときから、その契約の効力が生じます。

引用:家庭裁判所ホームページ

ご本人の意思に寄り添い、契約などのお手伝いをさせていただきます

服部さんが加藤司法書士に依頼した内容

①ご主人さまの成年後見開始申立
②ご主人さまの相続手続き
③服部貞子さまの死後事務委任契約の締結、遺言公正証書の作成、任意後見契約の締結、見守り契約